アオリイカ シーバス ヒラスズキ 釣行記*

高知県に釣り遠征に行ってきました、その①【ショアジギング】

12月7日

PM.20:20 仕事が終わる。

急いで帰宅をして出発の準備をする。数日前から進めてたはずなのに、いざ出発となったらあれもこれもと必要な物が出てくるから不思議だ。

なんだかんだで準備が完了した時には23時を回っていた。なぜなら今回は5泊6日の大遠征。僕は意気揚々と車を走らせた。

向かう先は明石海峡大橋と鳴門海峡大橋のさらに向こう。

高知県!!

さすがに仕事疲れもあり、途中仮眠をして休み休み運転したので、着いた頃にはすっかり太陽が昇ってしまっていた。

場所は高知県安芸市のサーフ。

なぜこの時期にわざわざ高知県なのかというと、毎年冬になるとコノシロを追ってブリが砂浜まで回遊してくるからなのです。回遊魚なので、そうどこでも釣れる訳ではないのだけれど、それでも釣る人はしっかりと釣っている。

そんな夢を追い求めて、毎年冬になると高知を訪れ、一度は夢をしっかりと掴んだ。あの時の嬉しさは今でも鮮明に覚えている。

その夢を掴んだ場所が、ここ安芸市のサーフなのです。

この日は風もなく天気は快晴。すっかり日も昇ってしまっているので、とても青物が出るような雰囲気ではない。(と言いつつ、前はそんな状況で出たんだけれど...笑")

まぁそんないきなり釣れるだなんて思ってない。

釣りは様子見程度に軽く済ませ、天気が良いので安芸市を散策。

小春日和の穏やかな気候の中、田舎をぶらぶらするのはなんとも気分が良い。

そして高知県に来たら、必ず寄るコンビニがある。それは『スリーエフ』という名前のコンビニ。関西では見ないコンビニだけどここで売られているチキンが凄く美味しい!!

ローソンのLチキの表面をさらにカリカリしたような感じ。

このチキンを食べるのが、少し目的だったりもする..笑"

その後高知市内まで戻り温泉で運転の疲れを癒し、スーパーで食料の買い出しをして近くの漁港の散策。

春野漁港という名前の漁港。海面を覗き込むと、サンゴがびっしりと張り付いている。これ一匹一匹実は買うと結構するんだよなぁ。

しかし12月だというのに普通にサンゴが生えてるあたり、さすがは高知県。

ここの外側のテトラで釣りをしようと思うも、一つ一つが大きくて不安定でかなり危ない。なので止めておきました。

そうこう散策しているとお腹が空いたので、ここでお昼にします。

ご飯はスーパーで買ってきたもの。いつもはカップ麺とおにぎりで済ませますが、それだと栄養バランスが偏ってしまう。遠征とか行った時はいつも栄養偏りがち。なので最近は少し高くてもちゃんとバランスを考えて買うようにしてます。それで力出なかったら意味ないし。

ご飯食べたらすぐに眠くなったので昼寝をすることに。

夜中全然寝てなかったので、4時間ほどがっつり寝て起きたら夕マズメ!

急いで目星を付けていた場所へ車を走らせて準備をする。場所は『仁淀川河口』。入口が窪んでいて、川の流れがハッキリしており、いかにもシーバスが出そうな地形をしております。

陽が傾いていき、段々周りの風景が見えなくなってきたタイミングが、ガガっときました。

35cm程のヒラセイゴ。とりあえず一匹釣れたので一安心。

これはまだ出そうだな、と続けていると再びヒット。今度はなかなか強烈な引き。やっぱりデカいのがいたと、機嫌よく巻いていると、手前でバラシ。うそん。

トリプルフック3つ付いててもバレる事あるのかと、ショック。

その後21時ぐらいまで粘りましたが、結局それ以降ヒットなく終了。

夜は寒いのでやっぱりラーメン。さっき思いっ切り栄養バランスがとか講釈を垂れていたのにすみません。やっぱり寒さには敵わんとです。

今回、家から羽毛布団を持ってきました。少し前にキャンプをしたときに、薄いダウンの寝袋だと寒くととても寝付けず、翌日すごく疲れたので、その反省も踏まえて。

そんな訳でこの夜、一度も起きる事なく快適に眠る事ができました。

翌朝

仁淀川の河口西側には駐車場があり、そこで寝ておりました。なので起きたらすぐに海へ向かいキャストが出来る。なんともいい場所。

朝マズメもここで狙います。

ブリ回ってこないかなーとプラグ系をメインで巻いてみるも、まったく反応なし。アングラーが一名いたので、話しを伺ってみると、ここでブリは聞いた事がないとのこと。マジか...。

河口東側ならつい此間までサゴシがぴょんぴょん跳ねてたよとアングラー。

うーん、でもあっちは駐車場が遠いからなぁ。あっちで釣れるなら、こっちでも釣れるでしょと粘ってみるも、結局空振りに終わる。

そこからは高知市内周辺で粘っても仕方がないので、南へ大移動。ここからは無料のバイパスが通っているので、あっという間に移動できます。

黒潮町のとある漁港。

水は綺麗、サンゴがその辺に落ちてるあたりなんとも南国らしい漁港でした。

そこからさらに南下して・・・

アカメの聖地『四万十川』

橋にはアカメのモニュメントが堂々と鎮座しています。

この魚も目標の一匹。いつか本気で狙ってみたい。だけどアカメの時期は夏。今じゃない。またいつか・・・。

四万十川を通り過ぎ、夕マズメに目星を付けていた川へ。

四万十川から少し南へ下った場所。

下ノ加江という地名の川(川名不明)

事前に調べた情報では、ここの河口でもアカメが上がっている。(今は時期じゃないけど)川幅はちょうど良く、広すぎず狭すぎず。キャストすれば対岸に届く距離。

夕マズメまでには、まだちょっと時間があるけどとりあえず竿を出しておく。

すると2人のシーバスアングラーが、、

地元の方と思われるアングラーが釣りをしてると、釣れる場所なんだなーと少し安心できる。だけど暫くして危惧していた事態に。

それは雨。

この日から明日まで激しい雨が降る予報でした。マズメまで持ってくれとの期待も虚しく、段々本降りに。。

防水対策はバッチリしていたけど、なんとなく気が滅入り車へ。暫く待っても止みそうにないので、そのまま南下し土佐清水へ。

晩飯をコンビニで適当に済まし、釣り場を回る。

この間も雨脚は強くなり、終いにはバケツをひっくり返したように雨量に。さらに真上で雷がなり、近くに落雷したような音まで響かせている。

さらに気が滅入る・・・。

落ち込んでばかりいてもしょうがないので、とにかく今は釣れる釣りを考える。やはり雨が降っているので、シーバスが良いかなと小さい川の河口へ。ものすごい雨と言ってもまだ降りだしたばかりなので、海はまだそれほど濁ってはいない。

河口にある小さい防波堤に立つと、所々黒い染みが。

墨跡だ。しかもまだ真新しい。

「こんな河口でもイカ釣れるんだ。」

イカは真水が嫌いと聞いていたから少し驚き。こんなに釣れているならと、エギを付けてキャスト。幸いさっきまで鳴っていた雷は収まり、雨も弱くなっている。

とりあえず投げた一投目。

エギングはあまり得意ではないけど、友達に教わった通りボトムまで落として、適当にしゃくってみる。

すると、、

一投目で釣れちゃいました。

こんな大雨が降っている時でも釣れるんだと、驚きの発見の連続。一投目で釣れたので、やる気スイッチが入りモクモクとエギをしゃくる!

が、シャクレどシャクレどイカは釣れず。。

大雨の中一人で2時間ぐらいシャクリましたが、結局釣れたのは最初の一杯のみ。まぁ一杯釣れただけでも、良しとしましょう。

大雨の中釣りをして、さすがに疲れたのでちょっと早めの車中泊。。。

明朝6時。

まだ空が暗いうちに目星を付けていたポイントへと車を走らせる。場所はすぐそこ足摺岬。

釣りは勿論ショアジギング。雨は幸いにも止んでいる。

問題は風と波。

まぁショアジギングはそれなりの風でも釣りができる。事前に調べておいた場所に到着し、情報通りの遊歩道を歩き磯場へ。

空もかなり明るくなってきた。

ものの5分ほどで、磯場へ到着。

が、、

見たことないぐらいの大荒れっぷり。どこ狙ってもヒラスズキ釣れそうです。

さすがにこれには唖然。

それでもせっかくここまで来たんだからと、タックルを準備する。

と、、安全圏だと思ったいた所でタモ組み立ててる途中、大きい波が打ち寄せ、近くに置いていたクーラーボックスが一㍍程流される!!

この一撃で、釣りを断念。さすがに命を賭してまでしたくはないです。

でもせっかくなので、記念撮影。波のてっぺんが風で飛沫に変わってるのが確認できると思います。

その後近くの波が穏やかな漁港で、お昼近くまでのんびりエギング。

11時から近くの足摺テルメというホテルの温泉が利用できるので、昨日から疲れを温泉に流す。

その後土佐清水に帰還。

朝ご飯はそれなりに食べたはずなのに、かなりお腹が空いた。どうも温泉には食欲増進作用がある気がする。。

せっかくなので、ここ土佐清水の名物が食べたい!食べログで評価の高いお店を見つけ、入店。

頼んだのは『鰹のタタキ』。

定食で1200円。鰹のタタキって地味に高い・・。

そしてここのタタキ。

5切れしかない・・・。

「ご飯とか付いてるけど、5切れで1200円って。。」

どうせタタキも冷凍してたものを解凍しただけなんだろうな、と思い食べた一口・・・。

うめーーーーーーーーーーー!!!

旨い!旨すぎる!!

なんだこの鰹のタタキは!?

食べた瞬間、藁で焼いた風味が口の中に広がる。焼かれた表面はまだほんのり温かく、藁の風味の後に鰹本来の旨さがなだれ込んでくる。

衝撃的でした・・。

僕は以前一度高知市内で鰹のタタキを食べたのですが、それとは全くの別物!

同じだけど否なる食べ物です!!

これこそが本当の鰹のタタキなのかと、タタキのおかげで土佐清水まで来て良かったと思えました。

いや、ほんとそれぐらい美味しかった。。

そんなこんなで迎えた遠征三日目の夕マズメ。高知の素晴らしさを体感します。

※ちなみに鰹のタタキのお店の名前は『お食事処あしずり』です

日にち 12月7,8,9日
場所 高知県高知市、土佐清水市
ヒットルアー 【ヤマシタ】エギ王 LIVE 2.5号

 

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