にじます ニュージーランドの釣り

ニュージーランド・トンガリロにニジマスを狙いに行った*(Fishing for trout in Lake Lotoaira)

昨年の11月。

ニュージーランドでは夏が近づきだした頃、北島にあるトンガリロという所へルアー&フライフィッシングに行ってきました。

トンガリロへは僕の住むオークランドからは330kmほど。でもほとんど無料高速道路を走るので、所要時間は4時間程。道中ニュージーらしく羊や牛を横目に車を走らせます。

当時ニュージーランドの釣り事情に疎かった僕が真さんと出会えたのは本当に幸運で、こちらの釣りのルールやらこういった場所、さらに泊まる宿の手配までしてくれました(。-人-。) アリガタヤ

4時間車を走らせてトンガリロシティへ到着。でも二日間しかないので、さっそく釣り場へ向かいます。

着いたのはロトアイラ湖。真さんが何度か来て、そこそこの実績があったという湖。地形は遠浅。

初めてのニュージーランドでのトラウトフィッシングに胸躍らせてキャスト!!

・・・・

すぐに反応があると思ってたけど、意外と渋い…。あそこまで行くと反応が良いよ、と教えてもらった場所へ移動しながらキャストし続けるも、反応なし。

しかしそんな中、真さんキャッチ!!さすがです。

いきなり40cmオーバーのプロポーション抜群のニジマス。「これがニュージーのスペックか…」と感動。

その後なんとメタルジグでも釣りあげた真さん!初めてメタルジグで釣れたトラウト見ました。

その後僕も真似してメタルジグや重量スプーンの遠投で狙ってみたけど、2バイトほどでキャッチはなし…。

むむ、、、意外と渋いぞニュージーランド。。。

休憩の時にニジマスの卵で作ったイクラいただきました。味はちゃんとイクラしてて、大変おいしゅうございましたw^^w

その後ポイント移動して釣り券屋のおっちゃんに勧めてもらった場所へ。

眼前にマウントトンガリロを置いた素晴らしいロケーション。まさにニュージーランドのレイクトラウトフィッシングというような雰囲気。

そしてこの場所、面白い事に湖なのに水が流れているのです!入湖ポイントから縦に数メートルは浅く左右はドン深。この地形のおかげで川のようにハッキリと水の流れを目視できる。

やる前から分かりました。

「この場所、、、釣れる!!」と。

結果から言うと、予想を超えての大爆釣!!おもしろいようにマスがヒットしてきます。

しかも釣れてくるマスがほぼ40前後ヒレピンときたもんだから尚良し!!笑"真さんもこの場所は初めてだったみたいで、二人で爆釣を暫し楽しみました。

ある程度釣りスレてきたところで、一旦切り上げ予約しておいた宿へ荷物を置きにいきます。

しかしこの宿が実に素晴らしく、、、トンガリロの町は釣り(特にフライフィッシング)で有名な町なのですが、この宿は本当に釣り人に優しい宿でした。

庭ではフライのキャスト練習ができ、

釣った魚を捌く専用にシンクもあります。

建物の中にはビリヤード台と薪ストーブがあり、

壁には過去にここに泊まっていった人たちが釣りあげた魚の写真が飾られています。

また共同で使える大きいキッチンがありますので、釣った魚をすぐに食べる事ができます。ここまで整っていて一人4000円程をきたもんだから驚き。

これだ、、、まさにこういうのを求めてたんだよなぁ…笑"

荷物を置いた後、すぐ近くの川へフライフィッシングの練習に。以前から興味はあったフライフィッシング。実は実家に10年ほど目からフライのタックルもあるけど、結局一度も使わないまま今日まで過ごしてきた。

今回使ったタックル、実は真さんのお知り合いの方から譲っていただいてもの。初心者の僕が使うには上等すぎる代物です。

真さんからフライフィッシングの手ほどきを受ける。この釣りは何度も見ているし、釣りは釣り。
正直すぐに慣れると思っていた….バカな僕でした(笑)

本当に難しい!!

「何なのこれ!?」と言いたくなるような難しさ!!

さらに今回の釣りはニンフフライといって、一般的な水に浮かせるフライではなく、水に沈ませるタイプ。だからフライ針の前に重りとなる針も付けるのですが、、、

ライン自体に重さがありさらに重りもあるので、本当に飛ばない!!笑"

笑っちゃうぐらい飛ばない!!笑"

それでもなんとか最低限魚が釣れる距離までは飛ばせれるようになり、この日は終了。

(ニュージーの夜は本当に何もない。レストランはどこも締まっており、コンビニもなし)
モーテルのキッチン。掃除が行き届いておりとてもキレイだった。
コーヒーや紅茶などは無料で飲める。

二日目朝。この日は朝からフライフィッシングに行く予定でしたが、昨日の場所がかなり楽しかったので朝一の時間だけ、昨日と同じ場所で釣りする事に。

そして期待を裏切らずしっかり釣れてくれました。お土産のマスもバッチリ確保(* ̄皿 ̄)にっしっし♪

そしてその後はおまちかねのフライフィッシング。

使用フライはエッグフライという卵を模したもの。ここ北島では7月~10月ぐらいまでが産卵シーズンらしく、このエッグフライが抜群に釣れるという。全て真さんのアドバイス通りの物を買い揃えました。

いざ出撃!!

今回は川での釣り。何度もここへ足を運んだ真さんの後をついて歩いて川を上ります。

一時間ちょっとは川を遡上した。リンゴがうまい。

そして着いたポイントは真さんがこの川で一番実績がある場所。(ごめんなさい、実は逆方向)太い川に落ち込みがあり、そこから緩やかな幅のある淵が広がっている。

いかにもなポイント。そんなポイントなので、これだけ歩いてきたにも関わらず先行者が3名ほどいたので、僕は写真の方向へ釣り下がりながら、魚を探っていく。

相変わらず飛ばない…。

良さそうなポイントはいくつかあったけど、まったくの無反応。暫くやって先ほどの場所へ戻ると真がヒットさせてた。

目測50センチはあったとの事。残念ながら逃がしてしまった。

でもヒットシーンが見れたので、モチベーションを上げて釣り再開。先ほど先行者がいた一級ポイントが空いていたので、そこで釣りをする。

後ろはすぐ木があるので、目一杯立ちこみ竿二本分ほどしか飛ばないキャストを繰り返す。川はその何倍も幅がある。

後ろに写真を撮らせてもらいたい程、様になっているベテランアングラーがきて、見た目通りに飛んでもない飛距離でキャストして、魚をヒットさせていた。

「絵になるな~」と思いながら、僕も釣り続ける。

僕の届く範囲内に大きな石がある。ルアーのセオリーでいえば、ここはねらい目である。
でもフライフィッシングという事もあってか、どうも違う狙い方をしてしまっていた。

ふとしたタイミングでその石が目にとまり、ルアーのセオリー通り際を通してみた。 石の横に差し掛かった瞬間、インジケーターと呼ばれる浮きのような見印が沈んだ。だけど底に針が引っかかってもこれは沈む。経験不足の僕は石に引っかかってしまったと思い、大きく竿をあおいだ。

次の瞬間僕のフライロッドから初めて魚信が伝わってきた。初めてのロッドに初めてのフライラインなので、よく分からないけど小さくはなさそうだ。

釣られた事に気づいた魚を勢いをダッシュし、そしてジャンプした。

かなりでかい…。

正直絶対にとれないと思った。「というかこのリールドラグあるの?大物掛かった時どうやってやりとりすればいいの?」キャストばかり習っていて、やり取りのやり方はまったく教わっていなかった事に釣ってから気が付く。

まぁでもどのような結果であれ、ヒットしただけでも幸運と思い、後はバレてもいいやと自分なりに精一杯やり取りをした。

流れもそこそこあるので、寄せては走られを繰り返す。

しかし最後に…..

急いで離れていた真さんに電話で報告を入れる。すぐに真さん到着。

無事ネットイン!!

そして魚のサイズはまさかの…

60センチオーバー!!(正確なサイズ忘れてしまった(笑))

初めてフライフィッシングに来て、いきなり60オーバーを釣ってしまった!!

勿論真さんのサポート、真さんのお知り合いからの素晴らしいタックルがあっての釣果!!そう考えると三人で協力して釣った感じがして、、、というかまさにそれで釣った魚!!

この一尾は間違いなくメモリアルフィッシュとなりました。

この一匹を釣ったのがちょうど1時頃。車までの距離、またそこからオークランドまでの所要時間を考えると、納竿にはちょうど切りの良いタイミングでした。最後の最後でメモリアルフィッシュ。 僕は結構ツイているのかもしれない、いや…ツイている!

でもそのツキを呼び込むまでの選択は自分自身だからね…なんて(笑)

二日間にかえてのトンガリロ釣行。ニュージーランドのポテンシャルを存分に感じた素晴らしいものとなりました。

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