トラウト 山女 岩魚 釣行記*

奥飛騨へ渓流釣り合宿に行ってきたよ【岐阜県高原川】その2*

◉前回からの続き

奥飛騨へ渓流釣り合宿に行ってきたよ【岐阜県高原川】その1*

どこかでのんびりしたい。釣りがしたい。あと温泉にも入りたい!5月の初夏のうららかな陽気を浴びていると、仕事なんて放りだしてどこかへ旅したくな ...

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次の日。

朝5時起きで出発します。というのも朝ごはんが7時半からなので、朝マズメの時間をなるべく多く取りたいから。

まずは高原川の上流の蒲田川という川へ。

さすがに結構な水量がありますね。

車で適当な所に停め、川を覗き降りられそうな場所で入川。2人なので上流と下流に分かれて、攻めていきます。

まずはミノーで攻めます。『トラウトチューン HW』お気に入りのミノーです。これをアップクロスに投げて、チョンチョンとアクションを加えながら、早巻きをする。

しかし投げてみて気が付くことがある。いつもよりアクションがさせずらい!!というのも水量が豊富なので、あっという間に流されてしまうから。

むむむ、これより重たいミノーは持ち合わせていない...。困ったなぁ。流心は流れが速すぎて攻められないので、少し外した部分を狙っていくも、残念ながらマスからのコンタクトはなし。

岐阜県の川舐めとったわぁ。

物凄く存在感のある橋。周りの風景ととてもマッチしている。後ろの冠雪した山がとても良い(笑)

この橋の周りもやりましたが、出そうな箇所はたくさんあるけど、技術不足で思いように攻められず。

これは相方の方も苦戦しているか、と思い、待ち合わせの時間になったので合流地点に戻ると、なんと立派なヤマメを釣り上げていた。とても肥えていて美味しそうな個体。めちゃくちゃ羨ましい。

僕はいつもスプーンばかり投げているので、ミノーの釣りは苦手なのです(いい訳)。

トラウト釣りはミノーの使い方が大切だなーと実感した瞬間でした。

その後さらに上流へ移動して、落ち込みの部分に ミノーを落とすとすぐに反応が。

24cmの岩魚でした。岩魚はいるとすぐに反応してくれるので、ありがたい魚ですね。とりあえず一匹釣れて一安心。

朝ごはんの時間が迫ってきたので、一旦宿へ戻ります。

とても健康的な朝ごはんを頂きました。朝釣りして、運動してきた後に食べるご飯はめちゃくちゃ美味い!!活力がみなぎってきました。

友達と美味しいなー、と言いながらご飯を食べていて、ふと外を見ると、何やらチョコチョコと動く小さい生き物が。

ロングベンチの下にいるリス

正体はリスでした。初めて野生のリスを見たかもしれない!感動。

朝食をとり終えたら、すぐにまた釣りへ出発です。

今度は少し下って高原川へ。

今度も二手に分かれて行動します。

川は海とは違って魚の数はかなり限られていますし、釣れるポイントも限られます。しかしこれならポイントを取り合うこともないし、合流した時に相手がどれだけ釣ったかな、というワクワク感もあります。これが結構楽しみだったりします。

だけど今回はこれが裏目に出て、僕は小さいヤマメ一匹だけ。反対に相方は岩魚を大漁ゲット。たまたま彼が行った方に岩魚がたくさんいいたのか、ルアーがマッチしていたのか。

しかも挙句の果て、35センチのイワナまで釣ってくる始末。(このイワナはリリース。)

こういう時にすぐに情報交換できないので、合流した時に悔しい想いをしたりもします(笑)まぁそれも楽しかったりするのですが。

お昼ご飯はこの日釣ったマスと決めておりました。

友達はご覧の通り、28cmヤマメをはじめ、良型マスの面々。反対に僕は朝に釣った岩魚一匹だけというひもじさ。

惨めだぁあ。

でも彼はとても優しいので、岩魚一匹とヤマメを半身分けてくださいました。(良い奴!!)

そして彼のヤマメを食べて驚いた。めちゃくちゃ脂が乗っている。なのでとてもしっとりとした味わい。そして身そのものにしっかりと味がある。これは美味いわ。

そして岩魚はヤマメと比べると脂の乗りは控えめで、たんぱくな味わい。これはこれで美味しいです。両方ともしっかりとその魚の特徴が出ていて、食べる側を楽しませてくれます。

魚を捌く際、胃袋の中を見たのですが、中は川虫が詰まっておりました。豊かな奥飛騨の生態系が垣間見れますね。

高原川が雑誌で評価されていた理由が分かります。

昼食をとった後は再び釣り。明るい時間は少しも無駄にしたくない。

今日一日釣りをして分かった事が一つある。それは岩魚はあまり深い淵にはおらず、写真のような浅い水深の瀬に潜んでいるという事。結局は岩魚という名前の通り岩の多い所が好きという事。

それを意識して、大きめの石の際と通すようにルアーを流すと。

面白いように釣れてくれます。

川の釣りは答えが出るのが早いというのも魅力ですね。間違っていたら釣れない。合っていたら釣れる。

そして後半、他の所より少し水深のある流れの速い瀬のポイントでミノーを流していると、これまで釣った魚とは比にならない大きさの魚がチェイスしてきた。だけどあともう少しでくわえる!という時にルアーを巻く距離が足らずにピックアップ。

その後何度かルアーを通しましたが、反応はするけど一投目程のキレはなく、結局釣り上げには至りませんでした。

釣れなかったけど、とても熱い釣りをさせてもらった。

夕食の時間が来たので、宿へと戻ります。

オーナーさんが気を利かせて、前日はメニューを変えてくださいました。

飛騨牛のミニステーキ。そして食後に高山ラーメン。どちらも最高に美味しかったです。オーナーさん、ありがとうございます。

その後は温泉で釣り歩いた一日の疲れを癒して、ふかふかのベッドで就寝。

翌朝。

この日は釣りはしないので、ギリギリまで宿でのんびりさせてもらいました。

ご飯のとっていた大テーブル。
この木彫りの置物がとても気になりました(笑)
珈琲無料で飲めます。
お部屋のベッド。窓からは木々の緑が入ってきます。
こちらは玄関

中尾高原ヒュッテ

料理美味しく、温泉は豊富で、ゆっくりできる最高の宿でした。こういう釣りのスタイルも悪くないなーと思う瞬間でした。

3日間、お世話になりました。

その後は山菜採りに。

実は昨日釣りをしていた時に友達がタラノ木の群生を見つけたらしく、それを摘みにいきました。

昨日釣りをしていた川をテクテク歩いていくと。

あったタラノ木。

家の近くの山で一所懸命探しても全然見つからなかったのに、こんなにあっさりと。

しかも本当に群生していて、そこら中タラノ木だらけ。すごいな奥飛騨。どこまで自然豊かなんだ...。

山菜ソムリエの友達も唸る一品です。

さらにその近くでコゴミまで群生しておりました。もうこの時点でテンションマックス。奥飛騨サイコー(笑)

だけど少し時期が遅かったのか、全体的に成長気味のものが多かったです。その中でも成長の遅い個体を選んで採取。

これだけ頂きました。

山菜ってちょっとだけ採ってつもりでも、家に帰ってみるとすごい量だった事に気が付く事が多いので、今回はかなり少なめに採りました。

ていうか野生のタラの芽ってめちゃくちゃ大きいですね。手のひらぐらいあります。

これは山椒。

手にひらに乗せて、パンと叩いて刺激を与えて匂いを嗅いでみると。あの山椒の香りがします。

すごく良い匂い。うな丼とかに乗ってるやつです。

香りと見た目のアクセントに最適ですね。これもそこらじゅうに生えてました。

最後にフキも生えていたので、これも少し頂いて山菜採りは終了。

かなり採れて満足。

宿で頂いた高山ラーメンが美味しかったので、帰りしな有名なお店に寄っていきました。あっさりしていてとても美味しい。何杯でも食べれそうな不思議なラーメンです。

終わってみれば、魚も釣って山菜も採って、やりたい事全部叶えられた釣行でした。山もキレイでし、料理は美味しいし。、温泉は豊富だし。

岐阜県って良いところだったんだなー。

日にち 5月7,8,9日
場所 岐阜県奥飛騨温泉郷
蒲田川、高原川
使用ルアー 【ジャクソン】トラウトチューンHW
【スミス】Dコンパクト

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