にじます トラウト ブラウントラウト 岩魚 釣行記*

犀川にニジマス釣りに行ったら、意外な場所で大物が釣れた【長野県渓流釣り】

7月14日~16日

長野県安曇野へ薬君と行ってきました。

今回のメインは『カヤック』!!ではなく、やっぱり釣り。

でもカヤックもできる場所を!という条件の下、安曇野が適地となりました。

一宮から車で4時間程。薬君とは現地にて合流。

久しぶり!と言いたいところですが、実は先月も伊豆にて会っています。あまりに貧果だったのでブログにアップしておりません(笑)気が向いたらアップしようと思います。

今回は2泊の連泊釣行。そんな旅の大事な基地となる宿がこちら!

超ボロい(笑)『長峰荘』という旅館です。どうやら市が運営しているらしく、見た目通りリーズナブルな値段に泊まれます。 ただ今回選んだ理由は、釣り場に一番近かったからという理由ですが(笑)

初日は釣りはせず、釣り場の開拓に集中します。

有名ポイントの三川合流ポイント。

安曇野では梓川・穂高川・高瀬川など多くの川が流れており、それが合流して犀川となり流れています。そしてここの漁協は日本一の魚券の販売数を誇るそうです。それ程までして皆がこんな田舎に来る理由は、、ビッグなニジマスが釣れるから。

です。これ程の恵まれた河川、そりゃあもう魚は育ちに育ち、80オーバーのニジマスも上がるとか。。ただでさえ引きが強いニジマス、それが川の流れと合わさった引きは、そりゃあもう半端じゃないそうな、、 釣り人にはよだれもんの話ですよ(笑)

そんな情報を嗅ぎ付けて、毎年多くの釣り人がここ安曇野に来るそうな。で、僕らもそのうちの二人。

まぁでも僕らはこれでも全国各地、様々な場所で釣りをしてきました。そんな初めて行った場所で、そう上手く釣れるなんて・・・・思ってないですけどね!!笑"

適当な釣り場を見て回り、宿に戻り晩御飯。和牛の陶板焼きに信州サーモンの刺身。信州サーモンはニジマスと何かをミックスした、ほぼニジマスの魚。

うん、実に美味しい。

お腹が膨れ、温泉に入り、明日の釣りの準備をして早めの就寝。

二日目。

5時出発にて、昨日目星をつけていた場所へ向かう。

堰がある場所の下流側。昨日見た時は、ものすごく釣れそうな感じがしたのに、いざやってみると釣れる気がしない・・・。

前日の降雨もあり、濁りがあり、流れもかなり早い。ただ条件的には悪くないけど、やはり釣れるかどうか分からないとなるとモチベーションの維持が難しい。

1時間程粘ってみたものの、結局二人ともノーバイト。

車へ戻る際、釣り人と遭遇。

釣れましたか、と聞いてこられたので、全然です(笑)と返答。そうですか、と可哀想に思ったのか、あれこれと情報を惜しげもなくも提供してくれた。

なんていい人なんだろう・・・。

情報をもらいモチベーションが上がったところで、一旦宿へ戻り、朝食をとる。さらにやる気アップ!

とここで、宿のオヤジさんが「釣れた?」と聞いてきたので、どこどこ行ってきたんですけどダメでしたと答える。すると、「あーあそこは堰で魚止めてるから、毎年実績がある良いポイントだよ~。あそこで釣れないなんてあんたら初心者か?」

とまぁづけづけと・・・(笑)っていうか、昨日聞いた時はポイント教えてくれなかったくせに、このク○オヤジ!!笑"

聞くところによると、この方なんと漁協組合員でもあるらしい。ホント、それ早く言ってよね・・・。

オヤジさんとの談話後、先ほどの釣り人からもらった情報を元に釣り場へ向かう。向かう場所は梓川。大型はそんなにいないけど、数がこちらの方が出るとの事。

とりあえず一匹釣ってモチベーションを上げたい。

初めて場所。新鮮さがあり面白いけど、新規ポイントを探す手間はちょっとめんどくさい。それでも適当な場所を見つけ、川へ下りる。強い流れのポイント。そのサイドに石がある。その部分を丁寧にトレース。

一投目。

かなりルアーが手前にきたところで、竿に衝撃が走り魚がギラヒラを光る。慌てて抜きあげる。

岩魚。サイズは35センチ程。 なかなかの良型。

まさか一投目からこんなのが釣れるとは、、梓川恐るべし・・・。

こんな場所。ヒットルアーは、アドロアの13gの金でした。

その後は薬君と別れ、別々に釣り。

僕は岩魚を釣ったすぐ上流部の落ち込み狙い。あれこれルアーを変え、ようやくヒット。

ブラウントラウト、20センチちょっと。ブラウンって初めて釣ったけど、けっこう引きますね。因みに犀川では大型のブラウンが釣れる事でも有名です。

ヒットルアーはレンジバイブでした。

ナワシロイチゴ

暫くして薬君と合流。薬君は上流でニジマス・岩魚・ブラウン3匹釣ってきたそう。

すげー。

あらかたやったので場所移動。特に理由もないですが上流へ向かいます。特に何も考えず適当な場所に車を停め、川へ下り、二手に分かれ釣りをします。

それなりに上がってきたので、水が澄んでいるかと思ったらそうでもない。釣れそうな雰囲気はあるのにチェイスは一回もない。

それでも木の下の影になっている部分を狙ったら、出てくれました。

ブラウントラウト、30センチ程。やっぱりよく引きますね。

この場所ではこの一匹のみで、後は一切反応なし。車に戻り、薬君の釣果を聞くと、釣れなかったとの事。

あまり上流すぎるのもよくないみたい。

そんな訳で下流へ移動。先ほどイワナを釣った流れのちょうど下流を攻める。

太く流れのあるポイント。普通のルアーでは上手くアクションしてくれないけど、こんな時に活躍するのがBUXスプーン。こいつを流心の際に上手く入れると・・・。

出てくれました、ニジマス35㎝。

ルアーの特徴を理解して得た一匹。郡上での日々の成果が出て満足♪結局この一匹でこの場所は見切りをつけ、昼食へ向かいます。

~昼食後~

元気が出たところで、今回の旅のもう一つの目的を果たしに万水川(よろずいがわ)へ向かう。

情報によると『豊科運動公園』という場所からカヤックが出せるらしい。車でちゃっちゃと向かう。

到着して僕は驚いた!キレイな駐車場、整備されたカヤック出艇場。そしてとなりには『安曇野わさび田湧水群』という湧水がこんこんと湧き出る場所が。そこにはニジマスが優雅に泳いでいる。。

「こんな場所が日本にあったのね。」

己の世界の小ささを実感しました。

まぁでも世界を広げる為にこうやって旅をして、新しい事に挑戦してる!そしてこの日は初のカヤックでの川下り。

今までは湖の止水でしかやってこなかったので、結構興奮気味。写真では分かりませんが、万水川は流れが速い。しかも昨日の降雨も影響もある。

写真は笑顔だけど、実は結構ビビッてます(笑)

カヤックを川へ降ろし、、

乗り込む。

いざ出艇!!

流れの速さが幸いして、実に快適。というのも一切漕がなくても勝手にドンドン進んでくれるから。

向きが逸れてきたら、ちょちょっとパドルで訂正してあげれば、後は青空を眺めながら川の流れを堪能できる。

が、あんまり調子に乗っていると、カヤックの前後ろが逆になり非常にピンチになる。そう、僕のように。というかこれだけの幅しかない川で逆向きになるって相当パドル操作が下手くそな証拠。

だって向きが割と偏ってきて、焦って漕いだらそれが逆で、そのまま反対向いてしまったんだもん!!で、急いで修正しようとしたけど、流れがあるし、川幅が狭いので、これがなかなか難しくて・・・。

割と焦りました・・・(笑)

まぁでもゴール地点の大王わさび農場に着く頃には、大分慣れてきて♪

ピース☆

ゴールのわさび農場に無事到着。

距離にして3kmあるかどうかだったけど、非常に濃い時間でした。

基本的には緩い流れだけど、時折水しぶきがあがるような瀬があり、そこを通過する時ちょっと水がかかる(笑)特に印象的だったのが、横の草の先っぽにトンボがたくさんとまってて、僕が通ると一斉に飛んでいく。

非常に幻想的でした。完全にアニメの世界だったね、あれは(笑)

今回は初の川下りだったので、かなり安全な距離設定をしたけど、実はもっと下れるみたい。それこそ三川合流したその先まで。終わった直後は、ハプニングもあり安堵の気持ちが大きかったけど、これを書いてる今は「また下りたい!!」という気持ちで一杯です。

それぐらい、、楽しかった♪

なんだかんだカヤックを楽しんだら(僕一人だけ)、割といい時間になってしまった。夕食は18時半。

それまでには宿に戻らないといけない。濡れた服を一度宿に戻り着替えたかったけど、そのまま夕マズメのポイントへ移動。

木戸橋下。

大きいトラウトが上がるのは、大体ここだという。激しい落ち込みに、急なカーブ。確かに魚の気配はムンムン感じる。

が結局空振りに終わりました。夕食時。あのオヤジに「爆釣だったぜ♪」と言ってやりたかったけど、もう帰ったみたい。

残念。。(笑)

翌朝。 前日から目星をつけていたポイントへ入る。薬君にバラシ数回。僕はまったく反応なし。まぁそう上手くいかないよね。

川沿いの道路上から見える良さそうなポイントへ入るも、全くダメ。

一回ぐらいチェイスがあっても良さそうなのに、無反応。やっぱりトラウトは人が攻めてないポイントを攻めるのが肝心みたいです。

あまりに反応がないので、薬君はカジカ捕りに夢中になる始末。

ていうか、結構でかいやんけ(笑)酒に入れたら良いダシ出そう♪

ほどほどに釣りをしたところでタイムアップ。最終日のこの日の夜、薬君の群馬で人と会う約束をしている。なのでちょっと早めの切り上げです。

でもちょっと時間に余裕があったので・・・

長峰荘の裏から行ける長峰山に登りました♪

山頂からは安曇野の景色を一望できます。犀・高瀬・穂高の川の流れもハッキリと。思ったより眺望が良かったので、ちょっと長居してしまいました。

登山道に小さいながらもタラの芽が。まぁでも採りませんけど(笑)

急いで登れば30分程で登れる山なので、おススメですね。下山し、宿にて薬君とサヨナラする。 次の会うのは、8月の熊野花火大会。もう大よそのプランは考えている( ̄ー ̄*)

楽しみだ♪薬君とサヨナラした後、登山で流した汗を長峰荘で落とす。

そうそう!言い忘れてましたが、ここのお風呂、結構おススメ。

館内も部屋も見た目通り古いですが、お風呂だけはやたらと新しくキレイなのです!しかも450円で入れて、リーズナブル。

勿論宿泊すれば入り放題ですが、お風呂だけ入りに来ても良いと思える所です。僕はチェックアウトした後でしたが、宿泊したので無料で入れさせてもらいました♪アリガトー

お風呂に入りスッキリした後、一人で向かったのは木戸橋下。最後にここで一発だしてやろうと、かなり真剣に3時間程粘ったのですが・・・。

夢かなわず・・・。

やはりそう簡単には釣れてくれません・・・ね。

すっかり日が暮れてしまった。さてどうするか。

せっかくここまで来たので、すぐに帰るのは勿体ない。翌日も休みなので、どうせなら翌日も釣りをしてから帰りたい。

ではその場所は?

最初調子の良かった梓川で釣りをして、飛騨高山へ抜け帰る。プランとしては無駄がなくとても良い。

が、正直梓川はもう飽きた。。(笑)

「違う川で釣りがしたい!!」

そう思い、車を走らせ南下する。長野の夜は気温は丁度よく、これといった渋滞もなく非常に快適である♪

松本で晩飯をとり、塩尻を抜け、国道19号線へと入る。ここはそう、木曽路。僕のお気に入りに道路だ。

何が良いって、まず気温が他と比べてグッと低い点。夜10時の時点で18℃。窓開けて走っていたら寒いぐらい(笑)

そして信号が少ないのでスイスイと快適に走れる点。ましてや夜の10時過ぎ。

それはもう・・・あっという間でしたよ?(笑)

11時過ぎに目的の道の駅の着いて、寝支度をする。座席を倒し、トイレで歯を磨き、ラインのチェックをして就寝。

~翌朝~

今にも雨が降り出しそうな渓流釣り日和の天気の下、目が覚める。

僕が来たのは『御嶽山』どうせだったら知っている場所でやった方が効率良く釣りができる思ったから。

久しぶりにここの景色を見たかったしね♪

朝一番、御嶽自然湖へ行く。せっかくカヤックも持ってきてるので、カヤックを出そうと思ったけどどうにも気が進まない。実はあれ乾かすの、かなり面倒なんです・・・。

そんなこんなで気が進まないままブラブラしていると、ふと入渓できそうな場所を見つける。普段は通りすぎてた場所だけど、車から降りて確認したら・・・

「いける!!」

急いで準備をして、入渓!!

めちゃくちゃ良い!!どうして今まで気づかなかったのか。悔やまれる程、良い渓流である。

「あそこ良いし、あの流れも良い。あっちの落ち込みは絶対出る!!」

久しぶりに良い渓を発見して興奮しっ放し!

が!僕の興奮とは裏腹に、狙っても意外と反応がない。だけどたまに小さい魚が追いかけては来るので、いるにはいる。

察するに、前日に人が入ったっぽい。まぁ分かり易いと言えば、分かり易い場所なので・・・。

それでも諦めずに釣り下っていると、ようやくのヒット!上がってきたのは、30後半の良型のニジマス。

「やった、一匹釣れた~♪」

と、石の上に魚を置いてカメラを取り出す最中、、

ポチャン。。逃げやがった・・・(笑)

で、雨も降ってきやがった・・・(笑)

まぁこれは魚の活性が上がるので良しとしよう。。この後も釣り下ると、所々でヒットする。

所謂「竿抜け」の部分。が、食いが浅くバラシの連続。

それでも非常に食いの良い一匹がキレイに針がかり。上がってきたのはイワナですが、、

非常に綺麗な一尾。

体の模様、オレンジの斑点。やっぱりイワナ、好きだな♪

それ以上下れない所まで下り、引き返す。

雨脚が強くなってきた。急いで戻る。

実は入渓場所の近くで、良いサイズの魚が居る落ち込みがある事を僕は知っている。ただあまりに平凡なポイントだったので素通りしようしたら、魚が岩の下に隠れていく姿が見えた。

尻尾の色からして、恐らくイワナ。サイズは悪くない。

程なくして雨が上がり、ポイントに到着する。

落ち込みを狙う際、僕は勘違いをしてた部分がある。それは水が落ち込んでいる部分にルアーをダイレクトに入れるのではなく、落ち込みの上にキャストし、水と一緒にルアーを落とし込むという事。

慣れている人にしてみれば、当たり前の事だと思うけど、そういうちょっとした狙い方の違いで釣果は違ってくるのだと思う。今日程それを感じた日はない。

魚がいるのは分かっている。 慎重にキャストする。

良い場所へ入ったが、なんとテーリング。

くっそ!

次も良い場所へ入ったが、またしてもテーリング。ルアー操作が難しい。

数投して、良い感じにルアーが入っていった!

と思ったら、急に重くなり、岩に引っ掛かったか?と思いロッドを煽ると、魚がヒットしていた!!

でかい!

と思った瞬間すっぽ抜け!

「くっそ~~~~~~」

悔しさが思わず声に出てしまう。それ程大きかった。それ程悔しかった。

やりきれない気持ちを抑える為か、無意識に先ほどと同じキャストを繰り返していた。

「ここに投げて、ある程度沈めてから。このタイミングで巻き始めれば良かったんだなー。」

と、何となく練習をしていた。本当になんとなく、、

練習をしていた矢先、、

グッ

ルアーが重くなる。また引っ掛かったか、とロッドを煽ると・・・

とんでもないサイズの魚が岩陰から出てきやがった!!

間違いなくさっきバラシたやつだ。まさかまたすぐに食いついてくるとは・・・!!

あまりの大きさに完全にパワー負けしているが、それ程広くない場所。ラインを出される心配はなく、いなすのは簡単だった。

それでも岩の下に隠れようとするのを必死で食い止め、弱らせ、、

タモに入れようとするも・・・

デカすぎて入らない!!笑"

そんな事をしてる間にバラシてはアホ過ぎるので、急いで岩の上へと引き上げる。最初のニジマスと同じ失敗をしないよう、逃げられる心配のない所まで持って行き、、よっしゃーーーー!!!

久しぶりに雄たけびを上げたその魚の正体は、、

ニジマス 54㎝

まさか犀川では釣れず、こんな山奥の渓流で釣れるなんて・・・(笑)

分かり辛いですが、顎がシャクれてる立派な雄です。顎シャクれ。実はちょっとした夢でした。

小さい落ち込みから予期せぬ大物が釣れただけで嬉しいのに、それが前日まで狙っていた大型のニジマスで、さらに顎シャクれだなんて・・・・。

今年の不調は、この一尾をとるためのものだったと思える程、、

超ちょうCHO満足なニジマスでした♪

狙った落ち込み。

こんな小さい場所から54のニジマスが出てくるなんて誰が考えようか。。

急いで写真を撮りまくり、リリース。元気に泳いでいって、安堵と満足感がドッと押し寄せる。

文句なしの釣果だ♪

この後いつもの場所へ行っても釣れそうだけど、こんな時は気分が良いまま帰るに限る。 僕は気分良く車を走らせた。

けど帰り道にふと思った。

「僕があの落ち込みで見た魚影はあのニジマスのものではなかった。じゃああの魚は?」

もしかして同じ場所に2匹良型が居たとか?

まったく釣りは夢が尽きないなと、次来る日に想いを馳せ、ニヤニヤしながら帰宅しました。

【使用ルアー】

最後にニジマスをヒットさせたスプーン。浮き上がりにくく、デットスローから流れの中でのステイまでこなす、一番のお気に入り。一つは持ってて損はしません。

一番使うミノー。アクションがとても安定している。トゥイッチして使うとかなり釣れる。

水深のある落ち込みでブラウントラウトを釣ったルアー。一つあると便利。

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