暖かい時期は波が高い太平洋側。どうやら寒くなってくると波が落ち着いてくるみたいです。
今まであまり意識していなかったけど、本格的にカヤックに乗り出してからは波の高さがすごく気になりだす。カヤックフィッシングあるあるだと思います。
特に五ケ所湾の入り口は三角波という非常に危険な波が起こる地帯の為、本当に危険。一見穏やかそうに見えても、湾の入り口まで来ると波が高くて何度も引き返しました。
そんな五ケ所湾入り口もこの日は本当に穏やかで難なく外まで漕ぎ出しに成功。これで外に来るのは2回目。1回目はまだカヤックにあまり慣れていない時だったので、岸近くでしか釣りしなかったけど、今はもう随分と慣れたので少し沖まで漕いでみます。
まだ魚探は付けてませんが、海図のアプリを入れたのでどこがどれぐらいの水深か、漁礁はどこか、は大体わかります。
まず一番気になっていた水深20mラインの漁礁ポイントへ。タイラバを落とします。何か小さなアタリが頻繁にありますが、針がかりはしない。ジグに変えても乗らない。なんだろう?
何度やってもヒットに持ち込めないので、場所を移動。今度は漁礁はないものの陸がワンド状になっており、それが沖の地形まで影響して水深の変化が複雑になっているポイントへ。そこで釣りをしていると、一隻の釣り船が近づいて来て、近くで竿を出し始めた。こういう時、自分のポイント選びが正しかったと言われているようで、ちょっと嬉しくなる。
そしてそのポイントでさらに潮目が走っている場所でタイラバを落とし込んでいくと。
念願のヒット!
かなり巻いた中層でのヒット!引きの感じからしてエソではないっぽい(笑)でも青物でもないっぽい。カヤックでの釣りは陸以上に何が釣れるか分からないからたまらない。
そして上がってきた魚を見て驚いた。
なんとホウボウでした!それも結構立派なサイズ。中層でヒットしたので、これはないと思っていたのですが、かなり追ってきたんでしょうか?ホウボウって意外と貪欲なんですね...(笑)
その後もあれこれポイントを変えて粘ってみたものの、結局ヒットはこの一匹のみ。もう少し釣りたかったけど、魚探もないし、こんなものでしょう。
こいつを家に持って帰って調理します。
ホウボウの旬は冬だそうで、まさに旬の魚。前釣った時は夏だったので味の変化が楽しみです。
ホウボウは頭がでかく、そこから良い出汁がとれるそうなので、潮汁にしようと思います。
3枚に下し、頭を半分に割り、半分に割った頭と中骨に塩を振り、少し置いてから熱湯をかけて臭みをとる。昆布を入れた鍋に水とちょっとの酒とアラを入れて、煮ていきます。(昆布は沸騰前にとる)
今回のホウボウは前のホウボウと比べて、明らかに脂の乗りが良いです。煮込んでる最中も脂がしっかりと浮き出てきます。
本当は15分ぐらい煮込めばいいのですが、別の作業してて30分ほど煮込みました。
そのスープがこちら。
キレイな黄金スープになりました。これに少しの塩と醤油を加えて味を調えて、ホウボウの切り身とネギを入れて熱を通せば完成!
ホウボウの潮汁と刺身の完成です。
潮汁は30分以上煮込んだおかげでしっかり良い出汁が出ており美味。ネギが良いアクセントになってます。
そして美味しくびっくりしたのが刺身。これはポン酢につけて食べたんですけど、めちゃくちゃ美味しい!ホウボウとポン酢合うなぁ(笑)なんとなく鍋に合いそうな白身だったんで、ポン酢を選択したけど、正解だったみたいです。
とっても美味しくいただけました。
日時 | 12月16日 |
潮 | 中潮 |
場所 | 三重県五ケ所湾沖 |
釣果 | ホウボウ 42cm |
ヒットルアー | 【ヤマシタ】鯛歌舞楽 鯛乃玉 丸型 60g ゴールドケイムラ |
安くてお気に入り。