▲前回からの続き
魚の全て処理し終えて、再び能登半島へ。
だけどこの日から暴風雨になる事は天気予報で知っていたので、この日は移動だけ。輪島市のルートインに泊まりました。
贅沢してすみません。でもGoToで安くなっていたのでどうしても泊まりたかったのです。というのもビジネスホテルの雰囲気がとても好き。旅行に行く時、いつもビジネスホテルに泊まっていたから、良いイメージが付いたのかもしれない。
それにルートインだと部屋キレイだし、珈琲飲み放題だし、朝食はバイキングだし。しかもGoToで1000円のギフト券?ついてたので、それをホテルのレストランで使って晩ご飯代も浮きました。(GoToスゴィ...)
すみません、話しが脱線してしまいました笑"
チェックインを済ませた後、軽く周辺を散策しました。
潮風をモロに受けたので、ベタついた身体を温泉で流して、風呂上がりに冷水と珈琲を部屋で飲んでリラックス。う〜ん、最高(笑)
くつろいだ後、フックとスプリットリングを強度の高いものへと交換。能登では20kgクラスのヒラマサも釣れるらしいので念のため。
翌朝も釣りはしない予定だったのでのんびり起床し、ギリギリまでホテル時間を満喫した後に出撃。海に出ると案の定波は高く風も強い。釣りができる感じではないので、この日1日は開拓に費やすことに。
Google map でチェックしていたポイントを回っていく。
map上では良さそうに見えても、現地に行ってみると全然だめだったり、逆にチェックしていなかったポイントがとても良さそうだったりする。時間に余裕ができたらのんびりするのもいいけれど、行ける範囲でポイント開拓をすると、後にそれが釣果に結びついたりするのでオススメ。
輪島〜珠洲の地磯を転々と回っていく。波が高くて入れなかった磯、入るルートが分からなかった磯があったりと苦戦しましたが、それでも大体の能登の磯の雰囲気は掴めた。
能登半島の最奥の地にある狼煙漁港に行った際、一人のアングラーがいたので声をかけたら色々と親切に教えていただきました。その中でも驚いたのが狼煙漁港ではヒラマサはあまり釣れないとのこと。この漁港から大ヒラマサの聖地の木ノ浦まで直線距離で2kmぐらいしか離れていないのに不思議なものだと思いました。
ポイント開拓を済ませ、情報収集もして、その日は車中泊で寝ました。
翌朝、目星をつけていた磯へ。
朝一番はトップの誘い出しを青物を狙うも、波が高すぎてトップが全然引けない。ならばジグと投げてみるも、どうもしっくりこない。しかも時々大きな波がきて安心して釣りができないので、波裏のポイントへ廻る。
磯と磯の間から波を受けて扇状のサラシが出ている箇所があるのでそこをミノーで狙う。
その扇状のサラシの切れ目をローディーでゆっくりとトレースしていると....
ガツン!
と、ヒット!
狙ってはいたものの本当に魚がヒットするとは思ってなくて(笑)驚きながら、ファイト。足下まで寄せたものの波が高く、グリップでのキャッチは難しいので、そのままぶっこ抜き!
上がってきたのは、磯マル...じゃなくてヒラスズキ!
能登でヒラスズキ釣れちゃった!!釣れるとは聞いていたけど、まさか能登で初のシーバスがヒラスズキとは....。多分生息域の北限だと思います。サイズはそんなにですが、この場所で釣れる貴重な魚を獲れた事がとても嬉しい。やったね!
その後も残りがいないか狙っていくけど、反応はなし。そのうち風が強くなってくるは雨は降ってくるは、、、なかなかタフな状況に。
そんな中適当に投げていたシンキングペンシルに何かがヒット!
手前まで来るまであまり引かず海藻か何かだと思ってたけど、上がってきたのはちゃんと魚でした(笑)
この魚を釣った後、魚からのコンタクトはなくなり、磯上がり。
珠洲市街へ行って、昼食をとります。
そういえば珠洲にある図書館がとても良かったです。コンセントあるので携帯の充電ができて、FiWiも繋がるのでネットも閲覧できる。置いてある本も面白そうなものが多く、とても居心地が良かったです。
珠洲の図書館で時間をのんびりした後、夕まずめ再び出撃。
朝は足場の高い磯から狙ったけど、今度は磯へは上がらずに地面からサラシを狙う。この方がサラシの発生源の磯の間に直接ルアーを送りこめ、手前の浅場まで長い距離ルアーを引いてこれる。
まずは朝のヒットルアーのローディーをサラシが起きている箇所へキャスト。
何度か引いてくるも反応はなし。(なぜかフグがよく釣れた)
もういないのかなと思いもう一度サラシの発生源にキャストする。少しタイミングがズレて他ので、波が収まるまで巻かずに待ち、サラシが良い感じに広がったタイミングでルアーを巻き始めると....。
グググッ!
ヒットしてる!急いで合わせを入れ巻き始めるも、残念ながら途中で逃げられる。だけどメソッドは分かった気がした。今まで荒波の中でもしっかりとルアーをアクションさせる為に早巻きをしていたけど、そうではなく、サラシに揉まれる小魚を演出するようなアクションがいいと踏む。
そしてもう一度同じようにルアーをアクションさせていると、再びヒット!
しかしこれも途中でバレる。うーん、フックを暫く交換していないのがバラシの原因かもしれない。だけど替えのフックは車の中なので、暫くこのまま続けるもローディーでは反応がなくなってきた。なのでルアーチェンジ。
ローディーと同じレンジかもう少し下のレンジを探れるセットアッパーSーDRを選択。
これで先ほどと同じような漂わせるように引いてくると....
ヒット!
ガッチリとフッキングを入れる!手前が浅くなっているので、ゴリ巻きで一気に勝負をかけようとするもものすごい力で抵抗を見せる。
シーバスってこんなに力強かったっけ!?
ちょっと焦りながらも手前の浅場をクリアして魚を視認。安全なところまで持っていき、キャッチ成功!
引きの強さからしてもうサイズが大きいかと思ってたけど、意外と60cm台。日本海の荒波で育ったマルスズキは力強く育つのかもしれない。本当にいいファイトをしてくれた。
その後暗くまで打ち続けたものの、この魚を最後に暗くなったのでこの日の釣りは終了。(夜やったらまだ出たかもしれないけど、一人なので結構怖かった(笑))
そして翌朝、再び同じ磯へ!
この日から波は落ち着いてくる予報で、予報通り前日と比べサラシは確実に薄くなっていた。多分夕方にももう出ないだろうから、チャンスはこの朝まずめのみ。
昨日と同じ立ち位置から同じルアーを同じトレースコースで通す。
するとすぐにヒット!
しかもまたしてもバラシ!
気を取り直し、キャストを続ける。
するとすぐにヒット!
渾身の力を込めてフッキングを決め、ゴリ巻きで寄せるもまたしても途中でバラシ...。
フックは新しいものに変え、フッキングは確実に決めている。バラさずにキャッチできるかどうかは、後は魚の捕食の巧さにかかってるような気がする。しょうがない。
2度バラシた後、魚からの反応はなくなってしまった。
磯へと上がり、手前のサラシ部分へとルアーを投げる。すると、難なくヒット。結構いいファイトを見せてくれた魚は
フクラギ(ハマチ)でした。魚をたくさん食べて程よく太っており、とても美味しそう。フックが頭に刺さっており、リリースしても生きられないと思ったのでキープしました。
その後は魚からのコンタクトはなし。
夜はキャンプして野外料理をしたかったので、早々に切り上げ。キャンプ場へと移動しました。
スーパーで買い物したり、コインランドリーで洗濯をしたりしていたら、キャンプ場に着く頃にはすっかり夕方になってしまい、慌ててテントを広げ、夕ご飯の支度をします。
山から吹き下ろす風がとても冷たい場所だったけど、鍋のおかげで温まりました。
やっぱり寒い日の夜は鍋に限るね!笑"
その3へ続く
【タックルデータ】
ロッド:ラブラックスAGS 106MH
リール :11ツインパワー4000XG
リーダー:VARIVAS(バリバス) ショックリーダー ナイロン
【ヒットルアー】
※ただ巻きスローリトリーブが得意なルアー。中層を泳ぐのである程度水深がある場所にオススメ。
※風が強く波が荒い状況においても飛距離を出せ、ジグとは違うアプローチができる。手前のサラシを打ち切って手がなくなった時に、ぶっ飛ばしボトムから青物を引っ張り出しました。
※風が強い状況下でも誰でも安定した飛距離が出せ、よく釣れるルアー。シーバス用ルアーだけど青物もよく釣れる。